まつ毛パーマを受けたあと、気になるのは何時間後に洗顔ができるかという疑問です。
安易に洗顔してしまって、せっかくのパーマが台無しになるのは避けたいところです。
そこで今回は、まつ毛パーマをしたあとの洗顔をテーマに解説します。
まつ毛パーマをしたあとの洗顔は?気になる疑問を解説
まつ毛パーマをしたあとの洗顔について、気になる疑問から見ていきましょう。
まつ毛パーマをしたあとの洗顔は4~5時間後なら大丈夫
結論をいえば、まつ毛パーマをしたあとの洗顔は、まつ毛パーマが安定した施術後4から5時間後以降なら問題ありません。
そのため、昼間にまつ毛パーマをしたら、当日中には洗顔できます。
まつ毛パーマの直後に洗顔がNGな理由
まつ毛パーマをした直後の洗顔は、よくありません。
その理由として挙げられるのがまつ毛パーマがすぐにダメになってしまうことです。
まつ毛パーマは、2種類の薬剤を使ってまつ毛にパーマをかける施術です。
その施術の内容を知ることで直後の洗顔がよくないと分かるため、ここではまつ毛パーマの流れについて説明しましょう。
まず、まつ毛パーマは還元剤と呼ばれるパーマ剤をまつ毛に付けることから始めます。
これによってまつ毛の表面のキューティクルを取り除き、シスチン結合呼ばれるまつ毛の連結を緩めます。
緩んだ状態のうちにカールをつけるのが施術の特徴です。
次に酸化剤と呼ばれるパーマ液をつけます。
この酸化剤はシスチン結合をもとに戻す作用があり、まつ毛のカールを固定します。
これでまつ毛パーマが完成です。
ただ、酸化剤の作用は施術が終わっても数時間以上続きます。
この酸化剤の作用が続いている状態のときに洗顔してしまうと酸化剤の作用がストップしてシスチン結合が不完全な状態になり、ふにゃふにゃしたまつ毛になってしまうのです。
同様にシャワーを浴びてしまっても浴室やシャワー室の湿気で酸化剤の作用がストップしてしまうので、避けるようにしましょう。
仕組み的には酸化剤の作用が完全にストップするのは24時間と言われています。
ただ、その間洗顔をしないと衛生的に問題なので、ある程度硬化する4~5時間後を一つの目安としてサロンでもまつ毛パーマを受けた方に指導しているのです。
知っておきたいまつ毛パーマ後の洗顔方法
まつ毛パーマ後の洗顔は、通常の洗顔と同じ方法の場合、違和感があるケースも少なくありません。
そういったことなくスムーズに洗顔する方法として次のステップで行います。
1.手洗い
2.洗顔料を泡立てる
3.まつ毛の根元に乗せる
4.ゆっくりまつ毛のカーブに沿って洗う
5.ぬるま湯で洗う
6.ティッシュでふき取る
1.手洗い
最初に手を清潔な状態にするため、手洗いを行います。
この手洗いを行わないと細菌がついて目が腫れてしまうこともあるので慎重に行いましょう。
2.洗顔料を泡立てる
洗顔料をてに乗せてなじませます。
十分に泡立ててまつ毛に乗せるくらいの泡を作りましょう。
3.まつ毛の根元に乗せる
作った泡をまつ毛の根元に乗せます。
そっと置くとうまく乗るので、慌てずに泡を乗せるようにします。
4.ゆっくりまつ毛のカーブに沿って洗う
指の腹の部分を使って毛先に向かってカーブに沿うように洗っていきましょう。
優しく洗って丁寧に汚れを落とすのがポイントです。
ただし、ごしごし洗わないようにしましょう。
5.ぬるま湯で洗う
ぬるま湯で泡立てた部分を洗い落とします。
そのうえで、そっとすすぎます。
強くすすぐとまつ毛が抜けてしまうため、優しく行うのがポイントです。
6.ティッシュでふき取る
タオルを使わずにティッシュでふき取るようにします。
タオルだと繊維がまつ毛に引っかかることがあるからです。
まつ毛を折ったり、抜けてしまったりしないようにティッシュを使うのが重要です。
まつ毛を洗ったら、ほかの顔の部分は目に直接当たらないように優しく泡で洗うようにしましょう。
洗顔後も重要なアフターケアの方法も紹介
洗顔後の重要なアフターケアの方法を紹介します。
アフターケアは次の3ステップで行います。
1.ドライヤーで乾燥
2.まつ毛美容液をつける
3.アイシャンプーの利用
1.ドライヤーで乾燥
最初にドライヤーで遠くから乾燥させます。
直接間近で乾燥させようとすると目が痛くなります。
そのため、やや距離を置き、下から上に向かって冷風の弱めの強さで乾燥させるのがポイントです。
2.まつ毛美容液をつける
乾燥したまつ毛は、水分が失われているのでまつ毛美容液をつけましょう。
まつ毛美容液をつけることで保湿ができるので、日中でもこまめに行うのがおすすめです。
3.アイシャンプーの利用
最後にアイシャンプーでケアします。
洗顔では、十分落とせなかった皮脂汚れも落としてくれるので、目元を衛生に保てるメリットがあります。
アフターケアをすることで、まつ毛パーマの部分も長持ちするので、多少手間がかかってもこまめにアフターケアをするようにしましょう。
まつ毛パーマをしたあとの注意点
まつ毛部分を洗顔した場合、まつ毛パーマの注意点もいくつかあります。
ここではまつ毛パーマ後の注意ポイントについて解説しましょう。
マスカラは控える
ついまつ毛パーマをかけたら、マスカラでさらにメイクアップしたくなる方もいるかもしれません。
一方で、まつ毛パーマを長持ちさせたり、衛生的な状態を保つためにはマスカラをつけるのはおすすめできません。
目元の衛生や洗顔の手間も考えて、マスカラはできるだけ控えるようにしましょう。
入浴時間を短くする
当日以降は通常の入浴時間で問題ありませんが、まつ毛パーマをかけた24時間以内は入浴時間を最小限にしましょう。
理由は先ほどのように酸化剤の作用を中断させないようにする工夫です。
洗顔したあとも酸化剤はある程度作用しているので、少しでも硬化が進むように入浴は短めにしましょう。
まとめ
まつ毛パーマ後の洗顔方法やまつ毛パーマの仕組み、注意点について今回解説しました。
まつ毛パーマをすると目元がはっきりしてメリットも大きい特徴がある反面、洗顔や日常生活は注意が必要です。
今回紹介したポイントをもとにカールをたもち、クレンジングを慎重に行って負担を避けるようにしましょう。